ピンインは、中国語の音をアルファベットなどで示す表記です。最初に全組み合わせを暗記しなければ中国語を始められないわけではありません。

入口では、仕組みを知る→基本の母音と声調に気づく→日本語読みしやすい音を区別する→単語で使うの順に進むと、表の暗記だけになりません。

ピンインは声母・韻母・声調で見る

部分役割mā で見る例
声母音節の初めの子音m
韻母後ろの母音部分a
声調音の高さの動き¯(第1声)

すべての声母・韻母の組み合わせはピンインの体系教材で確認できます。この記事では一覧を繰り返さず、最初の数日で迷わない優先順位を扱います。

初日は6単母音と4声の存在を知る

まず a・o・e・i・u・ü という6つの基本的な母音と、主に4種類の声調があることを知ります。初日にすべての口の形や組み合わせを完璧にする必要はありません。

重要なのは、声調をアクセントの飾りとして外さないことです。ma という文字列だけでなく、mā・má・mǎ・mà のように音節と高さを一緒に見ます。

声調を体系的に確認したい場合は声調教材、聞いて答える練習は声調練習ツールへ進んでください。

ローマ字読みとずれる音を早めに見つける

アルファベットに見えても、日本語のローマ字や英語と同じ読み方とは限りません。特に j・q・x、zh・ch・sh は、文字から自己流の音を決める前に実際の音を確認します。

この音の詳しい直し方は「日本人が間違えやすいピンイン」の役割です。ここでは、読めない文字に出会ったとき「ローマ字どおりに推測せず、音声と口の形へ戻る」と判断できれば十分です。

表を覚え切る前に単語で使う

構造を確認したら、すぐ短い語の音声で使います。

你好

nǐ hǎo

こんにちは

谢谢

xiè xie

ありがとうございます

中文

zhōng wén

中国語

你好 では複数の音節、谢谢 では x の音、中文 では声母と韻母の組み合わせを確認できます。表のどこにあるか答えるだけでなく、聞いた音と表記を往復してください。

声調を別科目にしない

子音・母音が合っていても、声調を外したまま単語を覚えると、あとで「読めるが伝わりにくい」状態になりやすくなります。

  1. ピンインと声調記号を見る。
  2. 音声を1回聞く。
  3. 音節全体をまねる。
  4. もう一度聞き、自分の高さの動きと比べる。

練習方法を詳しく選ぶ記事は「中国語の声調練習」です。この記事は、声調をいつ始めるかという入口の判断に絞ります。

3日で完璧ではなく3段階で慣れる

1日目:構造を知る 声母・韻母・声調の3要素と、6単母音・4声の存在を確認します。

2日目:音の差を見つける 自分がローマ字読みしやすい音を選び、体系教材や発音ミス記事で音声と口の形を見ます。

3日目:単語へつなぐ 挨拶など短い語を聞き、ピンインを見てまねし、最後に表記を隠して再生します。

3日で習得できると保証する計画ではありません。苦手な段階があればそこへ戻り、単語学習と並行して繰り返します。

次のページは困り方で選ぶ

ピンインを全部覚えてから次へ進むのではなく、単語で困った音を体系教材へ戻して確認する往復を作ってください。