中国語で名詞を数えるときは、数字と名詞の間に量詞を置きます。日本語の「一冊」「一杯」に近い仕組みですが、名詞ごとの組み合わせを最初からすべて暗記する必要はありません。
初心者は、買い物・飲食・旅行でよく数えるものから覚え、分からないときに名詞へ戻って量詞を選べるようにすると実用的です。
まず形は「数詞+量詞+名詞」
語順は「いくつ」→「数え方」→「何」の順です。
| 数えたいもの | 中国語 | 組み立て |
|---|---|---|
| 1杯のお茶 | 一杯茶 | 一+杯+茶 |
| 1冊の本 | 一本书 | 一+本+书 |
| 1枚の切符 | 一张票 | 一+张+票 |
数字を名詞へ直接つなげた 一茶 や 一票 にはしません。まず数字の位置を固定し、そのあと名詞に合う量詞を入れます。
一
1
切符を買う場面では、まとまり全体を音で確認すると語順を覚えやすくなります。
我要买一张票。
切符を1枚買いたいです。
最初は7つを使用場面で覚える
个(ge):人、物など広く使う杯(bēi):飲み物の一杯本(běn):本、ノート张(zhāng):切符、紙、地図など平たいもの间(jiān):部屋辆(liàng):車、タクシー条(tiáo):道など細長いもの
一覧の順番ではなく、「カフェなら杯」「切符なら张」「ホテルなら间」のように場面と名詞を結びつけます。
请给我一杯水。
水を一杯ください。
我想要一间单人房。
シングルルームを1部屋お願いします。
请帮我叫一辆出租车。
タクシーを1台呼んでください。
个は便利だが、専用量詞も一緒に残す
个 は人や多くの物に使えるため、会話を始める助けになります。
请给我一个袋子。
袋を1枚ください。
ただし、本・飲み物・切符・部屋のように専用量詞が頻繁に現れる名詞まで、すべて 个 で覚えるのは避けます。単語カードを見るときも、名詞だけでなく 一本书 や 一杯茶 の短いまとまりにしてください。
二と两は量詞の前で分ける
二(èr) と 两(liǎng) はどちらも「2」に関係しますが、量詞の直前では通常 两 を使います。
| 場面 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| 量を数える | 两+量詞+名詞 | 两个人、两杯茶 |
| 順序・番号を言う | 第+二 | 第二、二号 |
二
2
我想买两个。
2つ買いたいです。
「2」という数字を見て機械的に 二 を置かず、後ろに量詞があるかを確認するのが判断のポイントです。
几・多少で聞いても量詞は消えない
少ない範囲を想定して「いくつ」と聞くなら 几、数を広く尋ねるなら 多少 が使えます。どちらの場合も、数える名詞に必要な量詞を残します。
几个人?何人ですか。几杯茶?お茶は何杯ですか。多少张票?切符は何枚ですか。
几
いくつ、いくら
多少
いくつ、いくら
値段を聞く 多少钱? は金額を尋ねるまとまりです。物の個数を尋ねる文とは分けて覚えます。
買い物・飲食・旅行から逆引きする
買い物では 个・张、飲食では 杯、旅行では 张・间・辆 が先に役立ちます。数字全体を確認したいときは「中国語の数字1〜100」、実際の場面は「買い物フレーズ」「レストランフレーズ」へ進んでください。
単語を調べて音声で覚える場合は、基本単語一覧を使えます。この記事の役割は量詞一覧を置き換えることではなく、名詞から選ぶ考え方を身につけることです。
間違えたら名詞まで戻って確認する
量詞に迷ったら、次の順で見直します。
- 数えたい名詞は何か。
- その名詞とよく組む専用量詞があるか。
- 語順が「数詞+量詞+名詞」になっているか。
- 2を表すなら、量詞の前が
两になっているか。
全部を暗記できていなくても、この順で原因を切り分ければ直せます。よく使う場面から組み合わせを増やしてください。