中国語の数字は、1から100までを一つずつ暗記する必要はありません。0〜10の音と、位を表す語を組み合わせる規則が分かれば、初めて見る数字も自分で読めます。
この記事では、数字の一覧を再掲するのではなく、数字をどう組み立てるか、二 と 两 をどう選ぶか、会話で数字を聞いたときに何を判断するかを説明します。音声・ピンイン・暗記機能で個々の数字を練習したいときは、数字の単語DBを利用してください。
0〜10が数字の部品になる
最初に必要なのは、零 と 一〜十です。ここが11以降の数字を作る部品になります。
| 数字 | 中国語 | ピンイン |
|---|---|---|
| 0 | 零 | líng |
| 1 | 一 | yī |
| 2 | 二 | èr |
| 3 | 三 | sān |
| 4 | 四 | sì |
| 5 | 五 | wǔ |
| 6 | 六 | liù |
| 7 | 七 | qī |
| 8 | 八 | bā |
| 9 | 九 | jiǔ |
| 10 | 十 | shí |
基準になる音を確認しましょう。
零
0
一
1
二
2
十
10
四 / sì と 十 / shí は日本語話者が聞き分けに迷いやすい組み合わせです。表だけを見るのではなく、数字DBで音を交互に聞き、声母と声調の違いも確認してください。
11〜99は足し算と掛け算で組み立てる
11〜19は、十+一の位です。十一は「10+1」、十八は「10+8」と考えます。先頭の「一」は通常言いません。
20、30のような十の倍数は、数字+十です。二十は「2×10」、六十は「6×10」になります。
一の位がある場合は、十の位+十+一の位にします。
| 数字 | 中国語 | 分解 |
|---|---|---|
| 12 | 十二 | 10+2 |
| 20 | 二十 | 2×10 |
| 24 | 二十四 | 2×10+4 |
| 57 | 五十七 | 5×10+7 |
| 99 | 九十九 | 9×10+9 |
この規則を使えば、1〜100を100個の別々な単語として覚えずに済みます。まず数字を見て中国語にし、次に音声だけを聞いて数字へ戻す練習をすると、会話でも反応しやすくなります。
100以上も位を左から読む
100以上では、百、千、万を位の目印として使います。日本語と同じく、大きい位から小さい位へ読み進めるのが基本です。
百
100
万
1万
| 数字 | 中国語 | 考え方 |
|---|---|---|
| 100 | 一百 | 1×100 |
| 120 | 一百二十 | 1×100+2×10 |
| 1,000 | 一千 | 1×1,000 |
| 10,000 | 一万 | 1×10,000 |
中国語も日本語と同様に1万を一つのまとまりとして扱うため、万が大きな数を読む手がかりになります。最初は 百・千・万 の位置を見つけ、各位に入る数字を左から確認しましょう。
途中の位が空くと「零」が入る
101 は 一百零一 / yì bǎi líng yī、105 は 一百零五 / yì bǎi líng wǔです。百の位と一の位の間に空いた十の位があるため、零でその空きを示します。
一方、110 は 一百一十 / yì bǎi yì shíです。数字の読み方には大きさや口語での言い方による違いもあるため、まずは「途中の位が抜ける代表例では 零 が入る」と理解しておくと安全です。
「2」は二と两のどちらを使うか
二 / èr と 两 / liǎng は、どちらも2に関係しますが、役割が同じではありません。
| 使い方 | 基本の形 | 例 |
|---|---|---|
| 数字・番号・十の位 | 二 | 二、二十、第二 |
| 量詞の前で数量を表す | 两+量詞 | 两个人、两个苹果 |
20は 二十であり、两十とはしません。一方、「2人」は一般に 两个人です。つまり、数字そのものを読むときは 二、人や物を数えて量詞を伴うときは 两が現れやすい、と区別できます。
ただし、百・千などの前や地域・場面によって選び方に幅があります。初心者の段階ではすべてを一つの規則で断定せず、まず 二十 と 两个を代表形として覚えましょう。量詞との組み合わせは、中国語の量詞の解説で詳しく確認できます。
会話では「何の数字か」を先に判断する
同じ数字でも、値段、時刻、電話番号では読み方のまとまりが変わります。聞こえた数字だけでなく、前後の単位や質問を手がかりにします。
値段は金額の単位まで聞く
二十元 / èr shí yuánは20元です。多少钱?と聞かれたら、続く数字は値段だと予測できます。買い物での質問と返答は中国語の買い物フレーズへ進んでください。
時刻は点・分・半と組み合わせる
七点は7時、七点半は7時半です。時刻では数字の後ろに 点、分、半が続きます。日付・曜日を含む組み立て方は中国語の時間・曜日・日付で扱います。
電話番号は一桁ずつ確認する
電話番号は、数の大きさとしてではなく、数字を一桁ずつ伝えるのが基本です。聞き間違いを避けるため、まとまりごとに区切って復唱します。電話番号では1を yāo と読むこともありますが、まずは数字の文脈で別の読み方が現れると知っておけば十分です。
部屋番号・路線番号は番号として読む
二〇五号房 / èr líng wǔ hào fángなら205号室、二号线 / èr hào xiànなら2号線です。ここでは個数ではなく番号なので 二を使います。建物や地域によって番号の伝え方には違いがあるため、表示を指しながら確認すると確実です。
初心者が直しやすい4つのミス
- 11を一十一と読む:11〜19は通常
十一のように始めます。 - 20を两十とする:十の位を作るときは
二十です。 - 101から零を落とす:代表形は
一百零一です。 - 番号と数量を同じように扱う:
二号は番号、两个は数量です。
数字を見たら、まず「数そのもの」「数量」「値段」「時刻」「番号」のどれかを判断してください。そこから単位と読み方を選ぶと、丸暗記よりも安定します。
次は数字を使う場面へ進む
個々の数字を音声で復習するときは数字の単語DBを使い、使い方は目的別の記事で練習します。
- 予定を伝える:中国語の時間・曜日・日付
- 値段を聞く:中国語の買い物フレーズ
- 人や物を数える:中国語の量詞
0〜10を音で覚え、十・百・千・万を目印に左から組み立てることが数字学習の土台です。そのうえで 二十 と 两个、一百零一のような迷いやすい形を文脈ごとに練習しましょう。