カフェで必要なのは、商品名を何十個も覚えることではありません。注文する物、温度、甘さや氷、店内か持ち帰りか、支払いの順で答えられれば、短い中国語でも注文を完了できます。

店舗や地域によって聞かれる内容や表示は異なります。ここでは決まった会話を暗唱するのではなく、メニューを指しながら情報を一つずつ追加する方法を説明します。表現を一覧で聞きたい場合はレストランのフレーズDBも利用してください。

注文の骨格は「我要一杯〜」

飲み物を1杯頼む基本形は 我要一杯+飲み物 です。

  • 我要一杯咖啡。 コーヒーを1杯ください。
  • 我要一杯茶。 お茶を1杯ください。
  • 我要一杯果汁。 ジュースを1杯ください。

注文の中心になる 要 は「ほしい・必要とする」、一杯 は飲み物を1杯と数える形です。

要

yào

ほしい / 必要とする

咖啡

kāfēi

コーヒー

茶

chá

お茶

果汁

guǒ zhī

ジュース

飲み物の名前が分からなければ、メニューを指して 我要这个。(これをください)でも構いません。あるか確認するなら 有〜吗?、丁寧に渡してもらうなら 请给我〜 を使えます。

请给我一杯水。

qǐng gěi wǒ yì bēi shuǐ.

水を一杯ください。

注文時に聞かれやすい3項目

商品を決めたあと、店員から温度、甘さ、氷について聞かれることがあります。

項目よく見る表現選び方の例
温度热的/冰的我要热的。/我要冰的。
甘さ正常糖/少糖/无糖少糖,谢谢。
氷正常冰/少冰/去冰少冰。/去冰。

すべてを一文に詰め込まず、店員が指した項目へ短く答えます。希望がなければ 都可以。(どちらでも大丈夫です)と返せます。

表記は店舗によって異なるため、メニュー上の選択肢を見ながら同じ文字を指すのが確実です。

店内か持ち帰りかを答える

店内で飲むなら 在这里喝。、持ち帰るなら 带走。 と答えられます。

台湾では 内用/外带、中国本土の店舗では別の表示や聞き方を見ることがあります。地域差を暗記するより、店内なら「ここで飲む」、持ち帰りなら「持って行く」という短い表現を準備します。

  • 在这里喝。 ここで飲みます。
  • 我要带走。 持ち帰ります。

聞き取れなければ、席や出口を指す店員の動作も判断材料にしてください。

甘さや氷を変えたいときは希望だけを追加する

注文内容の変更では、基本の注文を言ったあと、希望を一つずつ足します。

  • 少糖。 甘さ少なめ。
  • 无糖。 無糖。
  • 少冰。 氷少なめ。
  • 去冰。 氷なし。

対応できるか分からない変更は、可以〜吗? の形で尋ねます。たとえば 可以少糖吗?(甘さ少なめにできますか)です。

「少糖、少冰、大杯」を一息で言えなくても問題ありません。メニューの項目を順に指し、店員の復唱を確認すれば注文の取り違えを減らせます。

聞き取れなくても注文を止めない

店員の質問が分からないときは、推測で答えるより聞き方を変えてもらいます。

  • 请再说一遍。 もう一度言ってください。
  • 请慢一点说。 もう少しゆっくり話してください。
  • 这个是什么? これは何ですか。
  • 请写下来。 書いてください。

それでも分からなければ、希望の商品を指して 这个,热的。 のように、商品と選択肢だけを伝えます。完璧な文を作ることより、どの項目で会話が止まったかを明確にすることが大切です。

支払いは方法が使えるかを確認する

支払い方法は店舗ごとに異なるため、「使えます」と決めつけず可否を尋ねます。

カードの場合:

可以刷卡吗?

kě yǐ shuā kǎ ma?

カードは使えますか?

スマートフォン決済の場合:

我可以用手机支付吗?

wǒ kě yǐ yòng shǒu jī zhī fù ma?

スマホ決済は使えますか?

現金なら 现金可以吗? と聞けます。利用できる決済方法はレジの表示も確認してください。

短い注文シミュレーション

客: 我要一杯咖啡。 コーヒーを1杯ください。

店員: 热的还是冰的? ホットですか、アイスですか。

客: 冰的,少糖,少冰。 アイスで、甘さ少なめ、氷少なめでお願いします。

店員: 在这里喝还是带走? 店内ですか、持ち帰りですか。

客: 带走。可以刷卡吗? 持ち帰りです。カードは使えますか。

注文を終えたら、レシートや注文画面で商品、温度、数量を確認します。会話を丸ごと暗記するより、いま商品・調整・利用場所・支払いのどこにいるかを見失わないことが実用的です。

食事を含む注文や会計は「中国語のレストランフレーズ」、買い物全般の支払いは「中国語の買い物フレーズ」で続けて確認できます。